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2004年12月24日

アナログとデジタル

 ここ数年のIT技術のすさまじい発展は人と人との直接的な接触を不要とするばかりでなく、沢山の情報に追いまくられ、じっくりと考える間もなく瞬時に結論を出すといういわゆるデジタル型人間が増えている。この情報化社会は大変便利なようでいて実はその歪みがいろいろな場面で噴き出しているのが現状である。
 今日コンピューターの0か1か善か悪かの二者択一論理が米国とイラク戦争をドロ沼化し、また問題を短絡的に捉えるがために多様な人間の価値観を否定し、これがひいては集団的ヒステリー現象をも引き起こしかねない。また画面や文字のやりとりのみで人の顔が見えないコミュニケーションは相手の喜びや痛み、苦しみといった感情を正確に捉えることができず、温もりのない一人一人を孤立化に追いやる社会にもなっている。読書が廃れ、テレビやゲームの即物的即時的な情報の入手は人からじっくり考えたり味わったりする機会をも失ってしまう。
 人間の心の潤滑油である遊び、余裕、間を大切にしたいものである。

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2004年12月20日

一、いち、ひとつ、はじめ

 一と二とや物のはじまり、原点という意味で私の大変好きなことばであり、数である。これしかない。競争して勝ったナンバーワンでなく、これしかないオンリーワン、ひとりひとり一つ一つ 比較しようのないそれが貴重な存在としての一である。

 一のついた言葉には良い意味が多い。一途、一念、一筋、一番など孤高な感じさえ受ける。人の名前でも一(はじめ)、一郎、一人、正一、幸一、誠一、喜一、太一など親がそうあって欲しいという切なる願いで付けられたせいか、大成している人が多い。

 それに比べて一人よがり、一人芝居、ひともんちゃくは人から疎まれ、一人相撲やいちかばちか(サイコロバクチの丁が一、半が八、バチ罰となった)は孤立してさびしい響きがある。人はそもそもあらゆる他のものとの関わりであらしめられて存在する万法と一体としてあるものであり、その一体で行動することによりその人らしさ本来の行動となる一如の私でありたいものである。

投稿者 noguchi : 10:24 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月14日

損と得

 時々人からあなたは人が好いねと言われることがあるが、この言葉の裏には他人に対して得にもならないいや、損をしてまでも何かしてあげることに対するあざけりが含まれている。言い換えればお人よしと同義語に近い。このことは商売において損得勘定、利のないことは行わないというのが鉄則であり、常識とされている。しかし、地域で信頼され繁盛している企業をみるとこれといった製品やサービスの開発にお金をかけ、またお役に立とうと職員が精一杯気心を働かせるところであり、気心はギブアンドギブ、製品は原価を除いてギブアンドテイクである。テイクアンドギブ テイクアンドテイクの企業は淘汰されるのが世の習いである。
 「損して得とれ」と良く言われるが、得を期待して損をするという下心があるとうまくゆかない。気働き、心遣いはいくらしても実損をすることはない。使い過ぎて死ぬこともない。相手が喜ぶ顔をみるのは大変うれしいものである。

投稿者 noguchi : 08:46 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月08日

より少なきはより多い

 近代建築の巨匠ミースファンデルローエはガラス張り建築の基礎を作り単純明快さの美を私達に示してくれた。私たちは戦前には「欲しがりません勝つまでは」で戦争に突入し、敗戦という苦難を味わった。しかしそれでも物質的には何もない廃墟から立ち上がり、見事に今日の物質的な繁栄を成し遂げた。その結果、今日心の豊かさを置き去りにしてきたツケが青少年の心の荒廃や熟年を巻き込んだ自殺などを引き起こしているといえよう。
 あればあるほどもっと欲しがる。物欲にはキリがなく、そのために不幸になるケースが多い。財産をたくさん持てば失うまいと疑心暗鬼になり、死んだ後は遺族達の醜い相続が争続となり、肉親達が他人以上の他人になる。地位を獲得するためにウソやダマシや陥れが横行する。ブランド物を手に入れて人に対して優越を競う。
 こんなことでいつになったら、本当の心の安心や満足が得られるのであろうか。自分自身をしっかりと見つめ直したい。

投稿者 noguchi : 08:49 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月07日

個人の力

米大リーグマリナーズのイチローが最終戦で見事シスラーの257本を上回る歴代一位の262本の年間最多記録を達成したことはまだ記録に新しい。ボブ・フィニガン記者は大リーグではほとんどの選手が筋肉増強剤やサプリメントなどを用いてよりパワーをつけようと金を注ぎ、シスラーは歴代ホームラン王と比較してあまり話題に上らなかったが、今回イチローのお陰で純粋なベースボールと単打に対する評価が高まるだろうと語っている。
 個人の小さな力がこれほどまでに日本のみならず、米国民までも感動の渦に巻き込み、人々の生き方の認識までも変えたパワーの源泉は彼のひたむきな日々の小さな努力の積み重ねと、飽くなき更なる目標設定というところにあることを教えられた。4割以上を打ったシスラーはかつて勘に頼る打者は2割5分以上の打率は打てないと語っている。

投稿者 noguchi : 08:43 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月06日

早起きは三文の二乗の得

 学生の頃を振り返ってみると、高校から大学卒業までは夜と昼がアベコベの生活が続き、その後社会に出てからは一応普通に戻したものの、仕事柄という言い訳で人とのお付合いや、団体の会合などで宵っ張りが続き、またそれにつきもののアルコール漬けがつい最近まで続いた次第であった。

 しかし、周囲の先輩や仲間を見るにつけ、何かしら身体に問題をかかえている人が多く見受けられ、人ごとではないと感じ始めた。歳も63歳になった今、明日どうなるかわからない時代に本来実現したい夢、目標の実現をするにはもう時間はない。ある主婦で同時通訳のプロとして3年間余りで達成した枝廣淳子氏が書かれた「朝二時起きで何でもできる」という本に出会い、これだと教えられた。

 今、大体3時半には起きられるようになったが、今年中に2時起きを達成するつもりである。今はそれにより酒量は減り、仕事の集中力がつき、精神は爽快、早起きは3文の得を感じているが、朝2時起きとなれば3文の二乗になるものと楽しみにしている。コツは早起きするための目標の明確化と夜どんなに遅く床についても起きる時間を設定したら変えないことである。

投稿者 noguchi : 11:50 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月02日

ソ連の最先端技術

 ソ連と言えば共産主義社会の崩壊以来国家の再構築に苦難が続いているが、米国・中国と共に依然として超大国に変わりはない。そうした中で近年注目を浴びているのが最先端の軍事技術、宇宙開発技術である。

 その中から資源環境の循環型の村づくり社会の実現を目指す小林一年(株)フィールド社長がいる。氏はなんとソ連の宇宙船内での長期滞在を可能にする船内での生活廃棄物の再利用に使われているイエバエの有機廃棄物の再資源化に目をつけ、我国に導入し、技術改善を行い農業改革から取り組んでおりその成果が陽の目を見つつある。
 
 ハエにより、残飯や焼酎の絞りカス、動物のフンなどに卵を産みつけさせ、それが孵化する過程においてそれらを優れた肥料転換し、完全無農薬有機肥で採れた農産物は抗酸化性、栄養価の高い産品として人気を集めている。環境汚染や資源の浪費改善に一本を投じるものになってほしいものである。

投稿者 noguchi : 09:36 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月01日

試行錯誤 医療経営塾

医療経営塾、中でも病院経営塾を15年にわたり続け、その後病院経営管理者、さらには院長夫人塾へと展開してきたが、その間いろいろと工夫を凝らし、受講期間や受講日等の日程、受講料を定めてきたが振り返ってみると相手の都合よりもどちらかと言えば私の都合で行ってきたことに気が付かされた。
 時代の流れ、変化に応じて病院の都合、受講者の都合で考えてみた結果、この1月からは全てを月1回、一泊二日で3ヶ月に統一し、時間とコスト、受講内容の最適化をはかった。しかしこれでも万全とは言えない。常に試行錯誤しながら行動していく中で最適解を見つけ続けなければならないと思うこの頃である。

投稿者 noguchi : 10:25 | コメント (0) | トラックバック