« 2004年09月 | メイン | 2004年11月 »

2004年10月28日

商いの原点

 病院経営塾では必ず「てんびんの誌」というある近江商人の後継者づくりにまつわるビデオを鑑賞してもらっている。どこにでもいるチビを小学校卒業した翌日から行商させるのであるが、永い間かかってやっと売れるまでの子供の苦労と工夫、そしてそれを温かく見守る家族や親類縁者に頭が下がると共に子供の素直さと誠実さにお客が感動し、買う場面に来ると何度見ても思わず涙が出るのであるが、商品は必ずしもそのものが良いから必要だからといって売れるとは限らず、むしろ売る人の人間性の人格、心に触れて信頼し、安心して購入するのであって、それに企業としてのブランド力やサービスが付加されてトータルな商品力となるものだと教えられる。

投稿者 noguchi : 14:22 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月19日

精神科医の心

 精神科医と患者の関係で永らく病院経営塾をやっていて感じることは精神科医には時として精神疾患にかかっているのではないかと思われる人が見受けられる。
 良き医師はまず、患者さんと一体、患者さんを全面的に受け入れ、そして患者さんの心の奥まで入り込む。しかしずっとそのままでいると自らがそこにとらわれてしまう。医師は患者さんが自ら治るための援助者、コンサルタントである。そのコツは一度は相手と同調はするが、次にはそこから離れて第三者の客観的な眼で診断を下し、最適な問題解決の方策を提示し、施すものである。相手に隙を与えたり、入り込ませないために防御する姿勢からは真の解答は得られまい。

投稿者 noguchi : 14:00 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月12日

良医と名医

 病院経営塾で「てんびんの誌」を鑑賞後、それぞれの医師の感想を聞いてみるとほとんどが久し振りにウルウルしてしまったと語るのを聞き、ホッとする。
 最近のマスコミには医師の悪い面、偏差値の頭デッカチで感性に欠ける者が大半のように報じられるが、むしろ大半はそうでなく、純真な医師が今日の医療を支えていると言えよう。患者さんや家族の前では毅然とした態度で、喜怒哀楽を見せまいとする医療界の常識よりもある時は患者さんと共に泣き、治癒した時には共に喜ぶ、いわゆる患者さんや家族と一体となって共感する医師、人間味豊かな医師が殺伐とした今日の社会において大きく求められよう。

投稿者 noguchi : 14:15 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月01日

自己を高める

 病院経営において経営の要たる事務長や師長のいわゆる経営管理者のための経営管理者塾を永年やってきたが、毎回講義が終わってからもちょっとした会食をして講義でもう少し話したかったことや各自の質問に答えたり、さらには塾生同志で地元や院内では話せないざっくばらんなコミュニケーションにより講義以外の貴重な収穫が得られると出席者からは好評である。
 しかし、残念なことに講義が終わるとそそくさと帰ってしまうサラリーマン的な人も多い。少なくとも経営管理者たる者は金と時間はもっと自己を高めるために自腹を切ってでも使ってほしいものである。講義後のこの余韻を今後も大切にしてゆきたい。

投稿者 noguchi : 14:46 | コメント (0) | トラックバック