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2005年08月26日

笑いと治癒力

 最近読んだ本でノーマン・カズンズの著書「笑いと治癒力」は氏が米国有数の書評、評論誌の編集長の時、1964年に膠原病の中でも重症の強直性脊椎炎にかかり、医者から見放されたが、本人の努力と理解のある主治医の協力で完治した話である。病院では治療法としてアスピリン、フェニルブタゾン他3種の薬を処方した結果、全身にじんま疹ができ、何百万匹の赤蟻に皮膚を噛まれているような感じであったという。

そこで彼はいろいろと調べ主治医とも相談の上、ビタミンCの点滴とユーモアを活用し笑いを積極的に取り入れた結果2日、8日と血沈が10%ずつ下がり熱や服装も下がった上に手足の痛みが遠のき一年一年回復し続け、ついに薬に頼ることなく完治してしまった。

この体験記を彼は権威ある医学専門誌に医師でない門外漢でありながら発表し、全米医学界にすさまじい反響を生んだ。そして医師のみならず、一般読者にも現代医療の欠陥と問題点、人間の機械的・部分的把握と自然の生命力の軽視を鋭くついたものとしてベストセラーズとなった。

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投稿者 noguchi : 16:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年08月25日

西洋医学の曲がり角

 今日わが国の医療は戦前から戦後にかけて独医学と保険システムを学び、その後医学を米国にシフトして今日に至っている。そして度重なる医療法や医療費の改正や改訂で良質で効率的な医療を目指すことをうたいながら、実際は効率化による医療費の削減に重点が置かれ良質な医療はかけ声倒れに終わっているのが現状である。

医療機関は相変わらず健康保健制度に使われ、診療報酬の点数改訂の度毎に右往左往し、保健診療以外の医療の活用どころか研究もしない。患者からすれば何も高度先進医療を望んでいるわけでなく、やさしさや信頼、そして励ましなど精神的な安心感や西洋医学以外の療法やプラセボー効果を含め薬の処方など 施療者としての誠意を求めているのである。

米国と歩調を合わせた専門家志向による症例蓄積のための治療や手術・検査や薬に頼る手当てを忘れた医師達の蔓延は我国の医療制度や体制の限界を示していないだろうか。

投稿者 noguchi : 09:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年08月09日

自分の責任

先週病院経営塾OBの福島県 医療法人秀公会の病院開設20周年記念パーティーに招かれて大いに感動させられた。院長が塾の受講に来られた時は病院の事務長の意図的な背任行為で168床の保険医療機関の6ヶ月停止という倒産してもおかしくない大変なピンチを何とか脱した時であった。

 取り消しに遭った時、ほとんどの職員や医師が去っていったが、残った十数人の職員は自分達の身を投げ打ち、一丸となってこのピンチに立ち向かい克服された。院長はその時も今日も他人を恨むことなく、全ての責任はトップとしての自分の至らなさであったと大いに反省する一方、支えてくれた地域の人々に感謝しておられる姿に目頭が熱くなった次第である。

 その事件以来、理事長は経営を良く学び、夢のある意欲的な経営計画を作られ人財の育成、組織の活性化、病院建物設備の大刷新、老健施設の開設、特定医療法人化、病院機能評価ならびにISOの取得と矢継ぎ早やに実現され、地域ナンバーワンの施設として今日に至っている。

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投稿者 noguchi : 10:30 | コメント (0) | トラックバック