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2005年07月28日

横綱スモウ

今場所の大相撲は予想通り朝青龍が第13回目の優勝をさらった。外国人出身で永らく一人横綱を張るのは心身共に大変なことと思うが最近の日本の力士は気力やねばりに欠ける嫌いがある。横綱とは心技体が一体であってどこから攻められてもスキのない奇手妙手でない正々堂々とした勝負ができる者である。それには常日頃より心身を鍛えるのみならず、対戦相手をも充分に研究し、且つ負けた場合にはとことんその原因を追求し二度と同じ負け方はしないものである。それ故に横綱が平幕に負けるということは滅多にあるものではなく、負けた場合は金星といわれる由縁でもある。

我国の力士はどちらかというと攻めには強いが守りには弱いという傾向がある。サッカーの国際試合もそうだし、我国の先の戦争で日清、日露戦争には勝ったものの世界大戦に負けたのは勝つことのみ考えて負けること、不利になった時の事を考えなかったツケは大きい。

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2005年07月19日

緩急 節目

 一般的に大多数の人は楽しいこと、楽なこと、自分に都合の良いことが常時続いていてほしいと思うものであり、それを失いたくないと思うものである。しかし、よく考えてみると好きな甘い物ばかり食べていれば甘さに馴れて甘さを感じなくなるものであり、塩気をとって初めて甘さの度合いが認識できるものである。
 楽をずっとしていると、苦労がぐっと身にしみてつらくなるものであり、自分に都合の良いことも時の移ろいによっては逆に都合の悪いことに変化することもよくあることである。我々身体や心に於いても適度な緊張やストレスがあってこそ身心のバランスがとれて健康が維持されるものであり、経営においても常に直線的に成長するということは本当に経営を強くすることにはならない。
 成長の早い南方材が弱く、節のある竹を見るにつけ、経営においても高成長と低成長といった節目や緩急が大切ではあるまいか。

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2005年07月11日

院長夫人クラブの功徳 その2 糖尿食

 糖尿食については女性マーケット専門家、樋口恵子女史によるレクチャーが行われた。氏はNPO日本糖友会を組織し、生活習慣病の一環としての糖尿病者・糖尿病未病者を支援する健康ネットワークを作っている。その内容は、食事療法、運動療法、ストレスマネジメントの指導、支援にありそれぞれ我国の指導的立場にある専門家により構成されている。

糖尿病患者はその克服に対して余程意志が固くないと挫折し、下足をすれば人工透析にまで行ってしまうことも多い。特に食事は睡眠とセックスの生き物として最も基本的な欲求であり、特に食のコントロールは難しい。若いうちは運動量により抑えていても或る年齢から運動を少しでもサボったり風邪や他の病気で休むと急激に未病から病気へと移行する。

氏の300種類の糖尿食メニュー(レシピ)はカロリーを抑えた上に一般食と同じ味覚や食感、ボリュームであり、それに加えて健康食材料を主体に構成され、尚老年には健康食としてもNHKやマスコミに高く評価されている。
NPO日本糖友会

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2005年07月06日

院長夫人クラブの功徳 その1 病院給食

ツユ明け間近の大変蒸し暑い東京で去る25日、院長夫人塾卒業生のためのセミナーが開かれ、札幌から九州まで遠方より8人が集まり、男は私ただ一人大変華やんでまぶしい会であった。今回のテーマは
(1)病院給食の品質、サービス向上と効率化
(2)糖尿病または予備軍のための美味でボリュームのある普通食にも勝るとも劣らないレシピ300食の作り方

まず(1)の病院給食について、今日自院で行っているところでは板長さんの腕と人柄次第で決まり、品質のバラツキや得意不得意が起こりやすく、さらには平均10%の食べ残しや無駄が生じているのが現状である。また、外注の場合も味のマンネリ化や特色の提供に対する難しさがあり、全体のコスト削減も限界に来ているのが大半である。当日会場では(株)アポプラスステーションが経営するフランス料理店「ボングー」で食材(野菜から魚、肉など全て)を常温又は前調理したものを真空パック詰めで保存(7日ぐらいが賞味期限)したものが出された。出席者全員ワインと共に賞味し、大変美味という評価であった。

この給食方式は調理器と真空パック器、冷水槽の三点セットと電磁調理器を導入するだけで足り、ナベやカマなど不要とのこと。ベテランの職人的コックさんは不要、調理と栄養士さん他数人で品質管理や調理の仕方を1週間トレーニングさえすれば誰にでもできる方式である。人件費は1/2以下、食材の無駄や作業時間の短縮、衛生管理 エネルギーコストの大巾逓減など今後の病院や介護・福祉施設の原価管理には必須の手法となるであろう。

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2005年07月04日

後継者セミナーで感じたこと その5 乗っ取り

 乗っ取りの場合は3つのケースが挙げられる。第一に後継者がまだ医師になっていない。又は医学部に在学中か国家資格を取得したばかりで、その間つなぎで優秀な外部の医師を院長などに招聘したが為にその医師が次第に権力を握り、職員幹部を味方につけて一族の支配が及ばなくなったケース。

第二に経営状況が医師不足、ナース不足、事務長等管理能力不足で経営が悪化し、他病院と連携して経営支援や委託をしたが為に子息が帰ってくるまでに完全にその病院の傘下になってしまったケース。

第三に資金的に過剰な設備投資や患者減少による減収が原因で金融機関以外の医療関連産業や医療商社の甘言に乗せられ資金調達を行った為に後でその担保として経営権の移譲を迫られたケースなどである。
 以上であるが、いずれの場合もトップが計画的に後継者問題を考えていないことと自らが死に物狂いで後継者に渡すまでは自力で頑張り、安易に他人任せにしないことである。それには経営の基本を学び直すか、誠意のある優れた医療経営のコンサルタントを横に置いて、問題や課題に対して納得のゆく手を打ってゆかねばならない。

尚、乗っ取りに遭って悲劇なのは理事長や院長職を解任されるだけでなく、金融機関等に対する債務への個人保証や連帯保証はそのまま残ることである。

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