メールマガジン【病院経営 存続から発展への道】

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《 病院経営 存続から発展への道 》
その86
2005.7.05

〜 誰にでもわかる決算書〜その17 

    経営の収益性を判定する財務指標〜
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収益性とは利益性のことであり、利益は事業が発展し続けるためのいわば
エネルギー源である。

総資本利益率= 経常利益 
            総資本

経常利益とは通常年間にあがる利益であり、特別な取引、即ち株や土地を
売却して利益や損失を出したものは含まれない。
総資本とは負債と資本の合計、即ち資産を生むための源泉であり、資本を
少なくして利益をいかにあげるかは病院に於いても経営能率をはかる大切な
指標である。6.3%以上は欲しい。又、更に総資本利益率は以上のように表される。

総資本利益率= (1) 経常利益 ×(2) 医業利益 
               医業収益       総資本

(1) は医業収益対経常利益率(単に経常利益率ともいう)であり、年間の
   営業成績を表す大切な数値であり、5%以上欲しい。

(2) は総資本回転率で資本が何回使われたか、資本の効率を表わす指標であり、
   0.8回以上欲しい。

一般的に高額商品の場合は低く、スーパーマーケットのように日常生活必需品の場合は高い。



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