メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】

■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
《 病院経営 存続から発展への道 》
その74
2005.3.03

〜 誰にでもわかる決算書〜その6 仕訳1
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■

 今、わかりやすくするために一般企業の取引例で解説する。

 第1日 現金100万円を元手(資本)で店をはじめた。
 第2日 現金20万円を払って商品を仕入れた。
 第3日 商品10万円を15万円に現金で売上げた。
 第4日 経費5万円を現金で支払った。
 以上を仕訳するに当たり 借方(左)は自分(店)の背広
 の内ポケット、貸方(右)は相手(買手)の懐と考える。
 そして科目は貸借対照表で考える。

【左(借方)資産の部】 【右(貸方)負債、資本の部】
 第1日 現金 100    資本金 100   
 第2日 商品  30      現金   30
 第3日 現金  25      商品   35
                利益   10
 第4日 利益  5      現金    5
 ――――――――――――――――――――――――
  合計    160           160 
 
  →整理すると  現金 90  資本金100  
            商品 15  利益   5
          ――――――――――――
            計   105      105

資本金とは株券であり、資本を出した人に証文として渡す
ものでお金ではない。
仕訳は必ず左=右であり(複式簿記という)第3日の商品
15を売って25になったのであるから残りは利益となる。
第4日経費は損益計算書の項目(後述)であるからここでは
とりあえず便法として利益を減らすものと考え、左に記載
する。利益が増えるものは第3日の商品を売った場合、利益
が残ったと考える。整理を行って勘定科目は一つにまとめる。

戻る