メールマガジン【勤務医 有利な転職不利な転職】

▼・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・▼
勤務医 有利な転職不利な転職
その23
2005.8.24

 〜大学医局を飛び出す勇気を〜
    
▲・━・━・━・━・━・━・━・ ━・━・━・━・━・━・━・━・▲

     最近とみに若手医師の大学医局離れが取りざたされているが、
    これは多分に医師国家試験合格者の2年間のスーパーローテー
    トの義務化により、新人医師達が研修先を大学医局から民間や
    公的医療機関へとシフトしたことによる影響が大きいと思われ
    る。医局員は今日まで大学医局というぬるま湯につかり、医局
    との結びつきの濃い医療機関に本人の希望よりは医局の都合で
    派遣され、いくつかの医療機関を定期的に回されて来た。なぜ
    医局離れ、乳離れしないのかの理由は博士号の取得、講師、助
    教授、教授へのポスト、公的医療機関における高いポストへの
    紹介とお墨付きなど、いろいろな面での優遇や庇護と得られる
    ことを期待して教授の人事に黙って従ってきたことにある。

    しかし、そのぬるま湯も病院間、大学間の厳しい生存をかけた競
    争を前にして、その神通力を失いつつある。自己責任、自己確
    立をして真の実力を身につけなければ早晩置いて行かれること
    必定であろう。

 






 

戻る