メールマガジン【勤務医 有利な転職不利な転職】

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勤務医 有利な転職不利な転職
その16
2005.6.14

 〜学歴と職歴〜
    
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 今日一般企業に於ける人材の採用に於いては学歴重視から能力重視が一般化しており、どの学校を出たかよりもどのような仕事をしてきたか、何が得意かを重視し、活性化した有料企業ほど社内に於ける学閥を解消した企業が多い。

昨今国試後の新人医局員不足に見舞われた大学病院の都合で医療機関から派遣医師の引き上げが行われ、煮え湯を飲まされているところが多い。その面で言えば医師を一本釣りで募集採用したところは殆どその影響を受けていない。

又大学医局頼りになれば当然科毎に学閥で占められ、科同士の学閥、派閥争いが生じ、良い意味での他流試合や他科との連携も阻害される。そのようなところへ他校出身者が入局してもホゾをかむだけであり、事前に充分なチェックが大切である。

また、学閥とは別に民間病院に於いてはオーナーの一族、兄弟や親戚による内部抗争やいがみ合いで院内派閥が生じているところも時に見受けられる。その争いの渦に巻き込まれたら本来の医療どころではなくなるので事前にコンサルタントに聞くなりして注意されたい。

 

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