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メールマガジン【医師のための禅】
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《 医師のための禅 》
その29
2004.08.16

〜布施とご利益〜
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私達は日頃より八百よろづの神、すなわち神道、仏教、キリス ト教など自分に都合の良い時と所を選んで利用して来た。そし て何か願い事があるとお賽銭をあげたり、寄付をするいわゆる ご利益信仰に随している。

道元禅師は「布施とはむさぼらざるなり、舟を置き 橋を渡す も布施なり、治世産業皆布施にあらざることなし」と言ってい る。要するに人のお役に立ち、お互いがその役割を尽くしてゆ く、お金のある人は喜捨をして今ここにあることを感謝するこ とに他ならない。それなのに今日困っている人ほど切なる願い 事に対してお金でより沢山の布施を行って神頼みをする。それ を良いことに願い事を叶えられるというエサをぶら下げた祈興 宗教が栄えるといった大変いやしい時代となっている。

手術が終わって本当の感謝を込めて患者さんから寄付されるの ならまだしも、患者さんの弱みにつけこんで手術前に裏金を要 求する大学病院等の有名医師もあると聞く。言語道断である。



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