メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】

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《 勤務医のための自己実現スキルアップ術》
その73
2005.10.03

〜医療マネジメント能力 その19

          実例にみる財務諸指標 その2〜

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 先に記した決算書を元に財務諸指標を算出すると

 総資本経常利益率=133/1162=11%

 医業収益対経常利益率=132.8/997.9=13%

 総資本回転率=998/1162=0.86回

 付加価値率=997.9-(307+12)/997.9 =69.2%

 労働分配率=446/691=64.5%

 流動比率=503/181=278%

 固定長期適合率=569/(125+756)=64.6%

 自己資本構成比率=756/1162=65%

 金利負担率=(16.8-1.1)/997 >0
        = 1.57       >0  

レーダーチャートに載せてみる。

 このレーダーチャートを見ると良く判ると思うが、貸借対照表からの判定は総資本回転率を除くと全てに優れており、 又、損益計算上の指標による判定は付加価値率が若干悪くなっている。

そこで、財務上で総資本回転率を上げるには現金 および預金を減らして短期投入金を減らす(例えば100,000,000円)ことで改善する。
  
また、付加価値率は原材料 特に薬品コストを下げることを考えるしかない。

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