メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】

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《 勤務医のための自己実現スキルアップ術》
その59
2005.3.29

〜医療マネジメント能力 その5 医療原価と収支〜

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 さて、P/Lにおける利益とは現金ではない。現金を求めるに
 はキャッシュフロー(現金の流れ)計算すなわち収支計算が必
 要となる。
 
 損益計算 収益−費用=利益
 収支計算 収入−支出=残金
 
 損益計算においては収益の中には医業収益(売上)が計上され
 ても保険の支払基金にレセプトを提出して2ヵ月後に入金となる
 医業未収金(売掛金)という資産であり、また費用の中には材
 料の仕入などツケで買う買掛金があり、これも2〜3ヶ月後に現
 金で支払う約束であり債務である。また費用に計上した減価償
 却は国により定められた税務上の制度で建物や設備機器によっ
 てそれぞれの耐用年数が定められ、毎年価値の損失として費用
 と認められる金額であり、税金に対して損金計上される。その
 結果、その分が全額税金控除となり、現金が手元に残ることに
 なる。医業原価とは薬品、材料費であり、使ったものが原価で
 あり使わずに倉庫においてあるものは期末棚卸(在庫)という
 資産に計上される。
 
 医業原価の内訳
 【科目】      【金額】(円)
 <材料費>
 期首棚卸高     ××××
 薬品仕入高     ××××
 給食材料仕入高  ××××
 医療消耗品仕入高 ××××
         ――――――
 小 計     ××××   
         ――――――
 期末棚卸高   ××××
 医業原価    ××××
 
 収支計算においては(1)P/Lの経常の収支の他、(2)投
 資活動に伴う資産の処分による(現金)収入と資産の購入や設
 備投資に伴う(現金)支出を(3)財務活動に伴う債務の返済
 による支出と借入や増資による収入が発生し、期首の残高資金
 と合わせて残高が算出される。
 医業原価とは診療に使った分のみを言い、残りは在庫という資
 産に計上される。買い置きの材料と当期に倉庫に残った材料を
 差引いたものとなる。

 


 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 





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