メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
《 病院経営 存続から発展への道 》
その56
2004.09.07

〜生産性を上げる その3〜
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■

医療機関は急性期の度合いが高いほど建物本体も建築設備も高 額となり、さらに医療機器も当然高額となる。建物本体で言え
ば売上÷建物面積=売り場効率と言い、医療機器と同様いかに 多くの売上収益を上げることと安く購入し多勢の患者さんを診 ることが生産性を上げることの条件となる。売り場効率から言 えば売上に寄与しない無駄な面積をカットすることと売上を伸
ばす個室を設けたり回転率(短期手術や入院)を向上させるに
ふさわしい建物設計が求められ、また建築コストを押さえるた
めにデザインの工夫や施工業者の競争をさせる入札などによる
コスト低減策が求められる。

 さらには建物購入後も建物の質を維持するためのメンテナン
ス費用や瑕疵による後々の費用も最小限に抑え、省エネルギー
や省力化対策についても事前に充分対策を練っておかなければ ならない。また突発的な建物や設備に対する事故や火事や地震 による災害に対しても設計技術上での充分な検討、対策が練られていなければならない。




戻る