メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
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《 病院経営 存続から発展への道 》
その53
2004.08.16

〜マーケティング その22 IT格差が経営の勝ち組、負け組を決める〜
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 今日、一般の民間企業においてはIT化の進んでいる度合いにより勝ち組と負け組の格差が広がりつつある。個人商店でさえもIT化により1人の能力を何倍にも引き伸ばし、顧客との距離感も短縮すると共に商圏を大幅に拡げ、発展し続けているところが多い。

ひるがえって病院においては患者さんとの直接の触れ合いや親近感を阻害するとか、患者さんのプライバシーを守れない。さらには電子カルテをすでに導入したところでも返って業務量が増えてたため、経営が苦しくなったところもあるなどと聞いて、積極的な導入を回避する理由にしているところが多い。

経営はデメリットを考える前にまず、メリットを考え追求することからはじめなければならない。デメリットについては先人達の苦い経験を大いに参考にしてその上を行けば、競争優位に立てるのである。失敗を恐れず、チャレンジする姿勢が今日のように変化のスピードが激しい時代には必要であり、その先には必ずや追従者や遅れた集団に対して大きな格差を生むに違いない。




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