メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
《 病院経営 存続から発展への道 》
その24
2003.11.18

〜経営者としての大切な戦略の意思決定 その1〜
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
人は誰にでも生まれて老いて病にかかり、死に至る生滅の現 象からは逃れることはできない。一度しかない人生をだから こそ一生をどう幸せに手ごたえをもって生き切るかは永遠の テーマである。

経営のトップについたのであれば、自分の人生観と経営観が 一体とならなければならない。一体となるということは経営 という仕事に命を懸ける(命の捨て所)ことである。ここに 経営戦略が生まれる。経営戦略とはどういう場に命を懸けて 戦うかであり、死ぬか生きるか自分自身を生かすか殺すか自 身との戦いである。

経営戦略を具体的にあげれば、第一に撤退戦略がある。この 場合は新たなる成長を期して戦力を温存するために無駄なこ とを切り捨てたり放したりすることである。撤退の仕方を誤 ると戦いに負けて敵に亡ばされる事にもつながり決断には勇 気を要する。急性期を棄て慢性期でもとか、縮小して無床に でもとか、在宅や福祉分野しかないといった負け犬的いい加 減な意思決定ではない。

次に成長戦略(ナンバーワン戦略)について示せば、まず第 一に競争戦略が挙げられる。これは周囲にライバルがある場 合で、いろいろな戦略を用いて相手を倒すか、優位に立とう とするもので常に勝ち負けにこだわる経営である。そこでは 生き残った者同士No.1〜No.nまでの序列が生じ、優越感や劣 等感にさいなまれることになる





戻る