メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
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《 病院経営 存続から発展への道 》
その21
2003.10.20

〜今なぜ経営計画が必要か その2〜
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新しい寄港地に向かうといっても、どこの港に行けば良いの か。寄港地とは市場やお客の待っている仕事場である。その ためには市場やお客に対する仕事をしてゆく上での思い(理 念)が大切となる。そして途中の寄港地(中期的目標)を定 め、いつ迄に着くのか日付が必要となる。

しかしその夢を現実のものとするためには今現在の船の点検 を厳密に行い、それに合う装備に改善しなければならない。 その上で航路に沿って各クルーの持ち場でそれぞれの任務を どう果たしてゆくのか、仕事の手順、各人の役割と権限など をあらかじめ定めて、クルーが一体となって船を動かしてゆ かなければならない。

そうすれば各クルーが今、何を為すべきかが明確に決まる。 それは単なる過去からの今の延長ではなく、未来の今の行動 である。経営計画はこのように今日の不透明な未来に対する 未来への明るいテーマ、トップの思いを言葉と数字を用いて 明確に語り、職員全員の心に染み込ませるものでなければな らない。

今日のように先の見えない時代の経営計画は皆で作るもので はない。特にロマンや理念、目標はトップ自らが作り込むも のでなければならない。それには取りあえずではなく、目指 すところが危険を冒してもロマンのある楽しく是非行きたい 所でなければならない。事業であれば。





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